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これは、劇団ING進行形の怒涛の稽古記録である。
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ヒロインと対立関係にある婦人(中山)がお休み。
だからこそ、コロス諸君にとってはチャンスであった。

そう、今日はコロス・デー。

相変わらずヒロイン(近原)を
演出助手(伊藤)に託し、

その間に
連敗?続きだったコロス達と向き合う。

無事、2~3枚目中盤くらいまで触れ、進展することが出来、有意義であった。

きっと彼らは、取っ掛かりを見出すことに成功しただろう。少なくとも私は手応えを感じた。

これまでは、
好き勝手、情念に沿って
動的アクションを起こしていただけに見受けられた。
しかし、今日は違った。
ある制約・規律・ルールのもと、しっかりと、情念に呼応して
動的アクションを起こしていた。

動き・存在そのものに対する説得力が出てきていたように思える。

<ただ沿う>のと、<呼応する>のとでは段違い。
<好き勝手>と、<しっかり>というのも段違いなのだ。

【今日の発言】
動きをトレースしたり統一する際、
形だけやって、真似たつもりになっていることがしばしばあるだろう。
自分の動きや他人の動きを音(SE)化しなさい。

P.S.
少し前の稽古から、演出助手の口から、<ダンサブル・アクション>という言葉が発せられている。
実はかなり嬉しい。自分らのメソッドに対して意識化がなされ始めている証拠である。
これが皆に感染し、空気のように定着することを祈っている。

どんなことをやってきたのか。どんなことをやっているのか。

漠然とでなく、しっかりと意識出来るように皆がなれたら素敵だし、無敵だと思う。

演劇死神

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