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これは、劇団ING進行形の怒涛の稽古記録である。
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昨日のこと……芥川賞・直木賞が発表された……うむ。
毎年二回あるの多い気もするが、チャンスあるのは作家にとってはいいことだ。
芥川賞は毎回楽しみにしているので早く読みたい。

もう一つ……バレーボールの大山加奈が現役引退するという。
スポルトの特集を見ながら、泣きそうになった。
僕と同じ年、まだまだオリンピックにも挑めた年齢だ。
大好きなバレーボールをやり続けただけなのに、怪我に夢を阻まれる。
体を使う者は諸刃の剣である。

昨日のスポーツ芸能ニュースはさておき、我らが稽古。

今回は演出助手としてみんなの動きを縦の関係から見ている。

いろんなことが見えてくる。
空気なり、動きかた、間。
何をやろうとしているのか。実際できているのか。

演じてる役者は意外と気付かないことが多い。
だから演出家がいるのだと実感している。

近さんと一緒にパーシャを作る時、色々話し、演出の指示をともによいものにしようと試行錯誤している。
ほんの些細なところでも、状況や心情から肉体や声がズレると、すぐわかる。

人間は複雑でありまた単純でもあるなぁ。


指示を出ながら見えてきつつある自分の姿。

僕の言うすべての言葉は、僕自身に語っていた。

あらゆるヒントの中からゴールに向かって進んで行く。

自分を見つめる。
じっとではなく、遠くから適度な距離で。

自分が舞台上にどのように存在しているのか。
立たされているのではない。

真実には責任が伴われるのだから。

まだまだこれから!
作品自体はまだまだわからないが、話というより、わからないというスリリングな空気が出ると良いな。

by 全

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