08月21日(日)
少々の変動があった。客席を20ほど増設。60人くらいにしておくように、とのこと。また、ゲネプロの時間は当初20時予定だったが、こちらから21時に申請し直した。リハ後に照明を調整するくらいなら、ギリギリまで先に調整しておきたいわけだ。ゲネ終わってからの残り時間での作業は中途半端になる恐れがある。
朝
、8時くらいの出来事。数人が髪を必死で立たせています。近原は人の髪いじりが好きなのか、色々とお手伝い(笑
彼らの役どころについては前日の日記を観ていただければお分かりですが、コロス♂という名のいかついキューピーw
えー、がーまるちょば並みのモヒカンが良かったのですが、一般生活に戻れぬ恐れがあったため、折り合いをつけ、ソフトモヒカンに。ベッカムの写真を持って美容室へ行ったようです。
ということで必然的に、この日の、8時半からの朝食タイムには、数匹のソフモヒ野郎が発生してたはず。
そして、9時半から、しっかり活動開始。
都内で普段生活しているときよりも、なんて健康で文化的な最低限度の生活(by 生存権)なんでしょう。
全様(伊藤)に関しては、去年の利賀公演以来、本番前でもしっかりご飯を食べられるようになりました。
それまでは本番前になると、ろくに飯を食えなかったようで。利賀での生活は体質改善にもなったのです。
さて、早速、数人で、前日約束したイントレの向き変えを実行。
ついでにイントレの下段に設置した機械の起動実験も行いました。まあ、端的に言いますと、ただの2台のサーキュレーターを動かしてみただけですw
それに乗って、あれこれチェックするオニガシラw
エヴァンゲリオンのアスカの登場シーンの再現ではありません。まあ、パンチラですけど。
ちなみに、一応言っておきますが、この写真はちゃんとズボン履いてます、あしからずw
起動実験中の写真が09時55分36秒。この間にも、この後にも、手の空いてる者たちで、小道具となるかならないかまだ不明な草集め。ゴミ袋片手に雑草をカッターやハサミや手で刈り取っています。満遍なく色々な場所で。
一方、スタッフも各自活動しております。
音響さんは、スピーカーや配線のチェックに余念ありません。(左写真)
そして、舞台監督さんは、
よりよいパンチラの実現という超目標に向かって真剣そのものですw(左写真)
その間にも、草集めは継続中。
あちらこちらで。(下2枚写真)
どちらも10時10分くらいの写真です →
さて、私は、途中で、草集めてた吉田を拉致し、そそくさと工作を始めました。長い黒い布が我が家にあったのでそれをうまーく切って、安全ピンで留め、小道具を載せる台をすっぽり覆いました。といっても、客席から見える2面だけw だって足りなかったんだもん。布いびつだったし。さて、載せる小道具とは……。それは劇中で、電話をかける・かけないの話が出てきて、最終的に登場人物の一人が電話かけに去っていくくだりがある。広大なゲレンデのどこに隠れることなど出来るわけもなく、ならその電話を象徴的に見せちまえ、との判断で、電話を設置することにしたのである。当初、プランでは、室内を想定して黒電話だった。しかし野外となった今、公衆電話を放置したほうが面白いだろう、という妙な美的感覚に従い、10円玉しか受け付けないピンクの公衆電話を調達していたのだ。
それを見た舞台監督が一言。あっ、黒電話なら僕が前に芝居で使ったじゃん。……コスト削減できたのかって思ったけど、闇夜に黒電話じゃ消えちゃうもんって自分を誤魔化すことにしたw 黒電話のが公衆電話より高かったから、購入するなら、ねぇ……。
配置はスピーカーの横。スピーカーも隠しようないし、ぽつんと置いてあるなら、そいつと併設することでオブジェ化しようと思った。土台の黒布が不恰好に見えるけど、夜になるといい感じで溶け込んだので良しとした。
作業中の誰かの靴に止まった、
不思議な色をしたセミ。私も池の岩のとこでも同じ色したやつを発見したよ。
ある程度溜まったみたいで、とりあえず草集めは切り上げることに。使わなくなったら無駄になるわけだし。
この時、10時58分51秒。随分長い時間、この作業してたわけだ。みんなお疲れ!
雨が頻繁にぱらつき、炎天下にならない分、体力はそれほど削られず、炎天下対策の昼寝時間を作らずに済んだのは助かった。雨だし、涼しいしで、オロロ(吸血アブ)の出現もないし、本当に運が良かったよ。
さて、宿舎での作業に移る直前の、残念な全様(伊藤)を晒しておこう。
彼はかつて技術家庭科でやったような作業をしていた。いわゆる電気コード製作ね。しかし彼はやっちまった! いや、なっちまった! バル○ン星人に!
いや、バ○タン成人だなwww ……お分かりいただけただろうか?
説明するまでもないと思うが、T型から平行への変換を作ろうとして、コネクター♂をどちらにも取り付けてしまったのであーるwww 無念、全様!
宿舎に入って、草の選定作業を始めた。そして、長すぎず、短すぎずな状態に切っていく。
これはやがて、乾かして、枕(サンドバックにもなる)に詰めていくことになる。ゲネで試していまいちなら、中身は新聞紙を刻んだものや、大量のネクタイ(チャーリーというキーとなる男の)を詰めてみることになっている。個人的には抽象化しておきたいから草のほうが良かった。ネクタイになると、ホラーなんだけど、やっぱり具体化しすぎて、好みでなかった。まあ、そればっかりはやってみなければ分からない。
しばして、舞台監督による折り紙教室。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に……ってな具合で、男は草、女は紙の作業に割り振った。
折り紙教室っつーのは、A4のプリンター用紙をうまーく折って、お手紙のように見せたかったわけである。これは主人公の友人であるリーナが最後のほうでぶちまける大量のお手紙。これを活かすためにも、他のぶちまける中身は抽象物のほうがいい気がしていたのだ。結果は後ほど。
にしても結構な御手前ですこと。お手紙に見えるじゃあーりませんか!
一方、
右の写真。
さっきのバルタ○星人は、
元の姿に戻るべく、
助っ人の手を借りることに。
まあ、本業が照明の人だし、
彼女に任せたほうが速いわな^^;
お疲れ……ToT
さて、
12時半頃のことです。憐れな子羊4匹が部屋の隅に集っています。
原因はもちろん、わ・た・し♪ 原因って、原田って字に見えるかな?
ええと、まず、例のガイシャ(被害者)のmixiの文章をお愉しみください。
以下、役者としてはうちの劇団でしか活動しない
助っ人キャラ(文筆家志望の男)の文章。
【引用開始】
※この日記には、一部誇張・暴言が含まれていますが、全て事実を元に作成されたものです※
前回の日記で引用制限した続きをどうぞ~www
でも、それだけじゃ終わらないw
ある程度、格好よくスライディングが決められるようになってきたところに、
演出さんってばまた一言。
「コロス、歌おう」
都会の劇場では成しえない反響設備……つまりは、山彦を利用しようって話が出まして。
なるほどねー、コロスはコーラスの別の読み方って言うし。
本来はそっちのほうが本業だもんねー。
いや、だからさ? もう体じゅう筋肉痛で死にそうだっつーの。
けどやっぱり演出には逆らえないのが役者の宿命か。
脳筋ライフに加えて、
休憩中にコロスたち四人で合唱の練習という、なんとも不思議な生活が始まりました。
しかもそれが本番前日。無茶言ってくれるよww
けど、その甲斐あってか、本番はかなり笑いが取れましたww
クソ暗い台本なのにw
台本そのものの暗さはどこへ行ったって言われるとちょっと苦しいんだけど、
コロスがバカみたいに走って踊って歌ってってやった分だけ、
土塗れになって薄汚れたメインキャストたちの惨めさというかが引き立ったような気がしたので、
その辺は結果オーライです。
暗い台本だから暗くやらなきゃいけない
なんてルールは無いw
もうね、彼、狂ってますね。利賀から戻って発狂してなきゃいいんですが……
いや、むしろ利賀で発狂して、都内で正常に戻ったということでしょうか……とりあえずここまで!
【引用終了】
山彦を利用しようってのは別の部分であって、歌わせる理由ではありません。単に、バーサとゴールディの板ばさみ状態にあるコロス♂がこれまでやんちゃしてたのに、突然声を出さずに腰を振ってたり、必死にあれこれ気を引こうとするのはおかしいと、前々から思っていたのです。私にとっては、それなりに仕上がってきたコロスへのご褒美。まあ、彼らにとってはただの嫌がらせに思えたことでしょうwww
なぜ彼らが部屋の隅に集まっているかと言いますと、別にいじけたわけではありません。
とりあえず歌詞を書き出せ、と私が命じたからです(笑
大丈夫。手紙を作る&草を乾かす仕事は女性陣がやってくれてる。君達はコロスとして、コロスの仕事をしたまえ。本番に間に合えばいい。無論、良質のものが。本日のフタヒトマルマル(21:00)からのゲネプロは多少悪くても構わない。ただし、あまりに酷いと怒ると思います。
そう言っておきました。彼らなら、言われずとも分かっていたはずです。絶対に。
やらないという選択肢はない。その裏コードを選んでも私をただ不機嫌にするだけで、結局はやることに。
ゲームでもあるでしょう? 選択肢から一つ選んでも、不適切な場合、ずっとループするでしょう?
厳しい場合はゲーム・オーバーでしょうか? それと同じです。単純でいいでしょ?(苦笑
昼食までの30分が彼らにとって長かったか・短かったか、それは謎ですが、私は既に腹が減ってました。
意外と皆さん、腹減ってました。弁当少なめだったのか、ノンストップで作業してるからなのか、謎でした。
食後の作業再開はやはり14時頃だったようで。左の写真を撮った時刻は14時03分37秒でした。食休みを兼ねて、コロス♂らも手紙作りをしているようです。でも音楽をひたすら流していたと思います。そして、右の写真の時刻を見ると14時42分17秒。エライエライ・エロイエロイw
← ほい
左2つは
15時38分
んで →
右写真は
16時05分
この後の動きであるが、事前提出したタイムテーブルによれば、17時から30分の汗引きタイム。その後2時間ほどゲネのためのメイク時間。んで30分の準備時間後、20時からゲネプロである。
ゲネ開始時刻を1時間後にずらしたが、メイクとかはどれくらいかかるか把握できてないし、練習を兼ねて多ければ多いほどいいだろうとの判断で、タイムテーブル通りの動きにした気がする。
なぜ語りが不安げなのかと申しますと、次の写真の時刻が19時33分59秒と、結構飛んでるんでござい。
……記憶定かでないんだけど、俺、普段やらない(やれない)ことやってるんよね。
中山嬢に鬼頭嬢ついてるし、前日試したしってことで隣の部屋(ドアなしで繋がってる)で寝てたと思う。
……ごめんなさい。でもなんか眩暈してたんよねぇ。みんなのが疲れてるだろうから申し訳なかったんだけど、ゲネで俺が機能しないほうが大問題だろうと思って、緊急判断しますたwww ごめんちゃいorz
んで、ゲネでは何してたかって申しますと、全様(伊藤)に託されたデジカメでパシャパシャ、現地スタッフの記録係さんとともに撮影しとりましたwww ビデオカメラを俺が持っていれば、途中からしか撮れてないというミスは回避できたはずorz まあ本番も、ビデオは(手ぶれつきだが)回せてセーフってところです。
メイク自体は順調にタイムテーブル通りに終え、ちょうどその頃には私も復活しておりました。
外へ出て、役者はメイ
ク完了した顔で、ぬかるみやらミザンス確認。スタッフもあれこれ確認。皆、ゲネ前の準備に余念がありません。そうそう、役者は衣装着てません。リハーサルまで時間があります。一部を除いて、ほとんどの者が寒々しい格好をするので、風邪引いちゃいますもん。ええ、外は
かなり
涼しい
のです。
雨もぱらついて……
え~、1枚だけおかしな写真が紛れ込んでますな。
音響さんがかけるサウンドチェック中の音楽たちがあまりにグッドな選曲で、それに合わせて中山嬢がケツをぷりぷりさせとるではありませんか。さらに言うなら、その近くで鬼頭嬢がずっこんばっこん?腰振ってる(コロスのやる下ネタダンス)ではあーりませんかw お・ま・え・らぁ~~~www
確かに、音響さんの流す音楽のセンスは最高で、必ずと言っていいほど私は気になり、しばしば曲名やらアーティスト名やらを尋ねます。カーテンコールの音楽も音響さんのおかげだったのです。
(まあ、カーテンコールに関しては反省点がありまして、それは後ほど……)
さて、気が済んだ後、一度宿舎に戻ります。
刻々と、現地スタッフ立ち会いの、ゲネプロ時刻がやってきています。
皆、露出の多い、なかなか過激な衣装を着たり、今回初登場の銀髪ウィッグをつけたりと大忙し!
左は客席に居る役者、右はブースに居るスタッフ。2つの写真は、20時51分のものです。21時開始なので、ほんと直前ですね。よく撮影してたなぁと思いますよ。
以降の記録写真は携帯にありません。
良質のリハーサルだったと思います。
ゲネで撮影した写真は、全様(伊藤)のデジカメにあるので、後ほど公開しようと考えております。
現地スタッフさんが、六本木の金魚のようって発言したが、私には意味が分からず。しかし中山嬢がなぜかその存在を知っていて、そこではそれ系統の、とっても有名なショーをやっているんですね。当然、今回の作品には、コンセプトにそういうのをちらりと含めていたので、とても嬉しいコメントでした。まあ、審査員のコメントではないんですが、それでもやっぱ観てもらって何か言ってもらえるのって励みになります。
以上、この日の回顧録でした。
続きはまた、別の記事で。
PR