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これは、劇団ING進行形の怒涛の稽古記録である。
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4ページ目に突入。1/3くらい触れられた。

女役に求めたもの。
石の状態。口を横に開いたようながさつな音。

婦人役に求めたもの。
余韻。止め(Stop & Go)。口を縦に開いたような上品な音。

演劇死神

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3ページのみを数回通して終わってしまった。しかし、通すたびにニュアンス(声・動作ともに)調整。
新シーンに着手できなかったものの、非常に充実した稽古場であったと私は思う。

以下、私の発言録。


女役に……
演技してほしいけど、演技(嘘)はするな。演技というのは本来、真実なんだ。
どんなファンタジーだろうと、ココロの動きは本物でなければならない。
 
君は今、新鮮か?

稽古で反復して色々と調整するときや、家であれこれするときは考えながらでもいい。しかし、相方と合わせての通しのときくらい、何も考えずにやりなさい。

常に初めての感覚でなければ……。
その後の展開を知ってるなんておかしいだろう?

もう一度問う――君は今、新鮮か?


婦人役に……
元々この空間は女の家。しかし、この空間で君は主導権を握らねばならない。要は陣取りゲーム。
突如現れて、女を翻弄せねばならない。
君の行動は、女には分からない。ということは観客にも分からないはずである。
先の読める映画なんて観てもつまらないだろう?
常にスリリングな存在でいなさい。
静と動を自在に扱い、時間と空間を支配しなさい。

ちなみに、男役も婦人同様、スリリングでなければならない。
いや、ある意味、よりスリリングでなければ……。

婦人の言動は理路整然としているように見える。
それに対し、男は明らかに不条理をもたらす存在である。
男の態度が違っていたなら、この作品は不条理には思えなかったろう。


コロス達に……
女の周り、半径数センチは特殊な空間。
空気の層が厚かったり重かったり。または重力が強かったり。とにかく、磁場が生じている。

女をある惑星とし、何かしらの引力が生じている。
人間単体はミクロ、舞台全体はマクロコスモスである。

遠くに居るときと、近づいていくときと、近くに居るとき。
その身体の状態はイコールであることはないんじゃないか?

歩き方の質感が皆ばらばらでいただけない。
ある種のルールを見出しなさい。

君らが発話するとき。それは君らが実体となるとき。
発話してないときは透明・半透明だったりせねばならない。
いや、物質としては存在しているかもしれない。モノ言わぬ身体として。ただそこに在らねばならない。

また、発話していくうちに強いエネルギーが生じたなら、実体はより強いものへとなる。
そうしたとき、初めてコロスは、他者(人間)に影響を及ぼすことが出来るのである。

演劇死神

長きに渡っている咳がおさまってきたから調子良かったのか?
数日前の説教が聞いたのか?
元々そういう気質(スロースターター)なのか?

とにかく、婦人(中山)のエンジンが温まってきたかもしれぬ。
油断せず、頑張ってほしい。頼むぞ、まじで。

稽古終了直前ではあるが、3枚目を通し、前から楽しみにしてたシーンに触れることが出来た。おかげでコロスの動きを抜いてだが、3枚目が終わりそうだ。

にしても、コロスは大変そうである。

今日口にしたことは以下のようなことだったと思う。

苦し紛れに小手先の動き、いわゆる、技というものしか見せておらず、
自然に、というかつまり、有機的にそれらの動きがシチュエーションと結びついてないように思えた

しかし、落ち込むことなかれ。

この失敗は成功のための貴重な一歩。
闇雲にやられては困るが、
踏み出す勇気や行動力は必要である。
問題は、試した後の実感や評価に、しっかり向き合い、反省し、研究できるかだ。

Try & Study

まず考えた上で試す。そして、明日のトライのために、再び研究をすること。常に結果を反映させること。

ひるむな! ファイト!!

女役(近原)は、昨日触れた台詞に苦戦していた。
そこで、手助けになると思い、
演出助手であり、相方の男役でもある伊藤全記にあることを依頼。
「まず近原、石になれ。場面関係なく、地蔵でも大仏でもなんでもいいから固まってて。伊藤は近原を罵倒してくれ。短い言葉でいい。違う言葉を使って段々強い口調に。終幕近くの男役の台詞を引用しても構わない。近原は罵倒されるたびに、台詞を句点ごとに分けてつぶやいてくれ」

実践は、なかなかスリリングであった。
何回もやってもしょうがないので一回しかやらなかったが、凄く有効であったと思う。

あとは、パーシャとして、それが出来るか。音も身体もしっかりと……。
かなり独特で難しいが是非、チャレンジしてほしい。とても重要である。

この部分の少々長い台詞は、
その前にある台詞や行動と対になってなければならない。
イン(塞ぎ込み・やさぐれ)とアウト(嘆願・訴え)。
当然、身体の在り方も間逆である。

そういや、アウトの動きも、通したときはぼろぼろだった。
まだしっかり落とし込めてないみたい。頼むぜ。練習量が物を言うぞ!?

演劇死神

三ページ目からでありますが、
ようやく考えたアクションを起こすことが出来ました。

結果的には駄目ダメだったけど、
動きを試さないとYesかNoかも解らないしね。
例え間違えであっても、
何より動けるのは気持ちの良いもんだ。

小細工と言われ、邪魔してると言われ、
散々なコロス軍団。
もっと流れのなかで衝動を大切に、
そのためにも感情を把握しないとって思いました。

やることあるのに時間がない。
正直焦るけど焦っても何も出ない。
一つ一つ試して確認するしかない。
今日は失敗したけど、
一つ確認出来て先に進んだ気がする。

by ともはる


以下、この日のレスポンス……
★いっぱい失敗して、
NAME: 中山
失敗しないと気付けない・得られないことが私はよくあります。
苛々して焦ってる時ほど辛抱強く向かい合わなきゃいけないんだ、とゆー思考に最近いたりました。

気付いたら腕の付け根が猛烈に痛痒かったので。

病院に行ってみました。

夏の皮膚科は混んでるなぁ( ̄□ ̄)

診断結果
「帯状ヘルペス」

今の状態をざっくり説明すると――

ヘルペスは普段は人間と共生してますが、極度に疲労が溜まった場合……
「ヤバイ、この人間もうすぐ死ぬかも!」

「その前に抜け出せー(`□´)」
……とゆーことらしい。

菌の薄情者ぉ。
ではなくて身体って正直者。疲れが溜まってる自覚なんて皆無だったしなぁ。

お医者さん曰く、7時間寝ろって話らしいけど。無理無理そんな贅沢できまへん。

菌に見捨てられかけてる疲労なんて大したこと無いんじゃないかと思うけど、
上記のエセ菌劇場をもやしもんのオリゼーに変換したら、ちょっぴり凹む(´ω`)

とりあえず処方薬飲んで対処します。

まだまだ絶賛稽古中。

健康を保つのって案外難しい。

by 中山
 

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