同伴者 → 演出:ラディー
前日までの数回に渡る打ち合わせで、単語を上げ並べて、互いの衣装イメージをすり合わせ、実際にそのイメージに適う服があるのかフィールドワークでございます。
まずは上野から、場所のチョイスは経験に基づいた勘。
嗅覚が正しく、早速お店発見。幸先の良いスタート。
中学生の頃からちょくちょく通ったお店に行く。ラディーさんがちょっぴり興奮。
その場でコロスの衣装案を言い渡される。彼のイマジネーションが相当刺激された模様。
まさかこの店が役に立つなんて思わなかった! 嬉しい誤算♪
貴婦人のイマジネーションが膨らんだ某店。この時期はサマーセールで値下げ商品が多いのが嬉しい。
徒歩で秋葉原へ移動。
制服を着てた頃だったら入れないお店にもGO→GO→
膨らみきったイメージを整理すべく丸福珈琲店へ。
手帳にイメージ画を書き込む。衣装ノートを持ち歩いておけば良かったなぁ。
帰宅したのは十時過ぎ。さらにネットサーフィン。
オークションの方が安価に入手できるかも?
他にも、次の探索の効率を上げるべく調べまくり。
そうこうするうちに、
パソコンの隣に置いてあった、やや冷えだった麦茶のペットボトルが……
ホットになってました!
by 山田
休憩中にブールドネージュっていう甘いお菓子で一息。
エクセルシオールにて、今までの稽古を整理中なチカです(>_<)
まだまだ先は長い……。
ノートでいうと0.5ページ分なのですが……
すでに情報量がパンパンです。
これをまとめる時、ノートは本当に役に立ちます。この過程を通して情報を自分にインプット。
毎公演の事ですが、
特に今回は意識していきたいと思います。
by ちかさん
伊藤全記と鑑賞の後、午後4時半頃、近原正芳と新宿で合流。
計三人で、タワレコへ。なんか展示がありました。
それはさておき、伊藤は、お目当てのものがあったようだ。
つい最近終演した「かもめ」に足を運んでくださった男性の音楽。
彼がレジに並んでる間に、近原とその一つ上のフロアへ。
洋楽コーナーをぷらぷら歩き、あれこれ会話しながら今回の衣装イメージを。
思ったより、資料になるものは少なかったかも……。しかし、無駄だったわけでは決してない。
喉が渇いていたので、うろつくも、どこもかしこも混んでいた。
挙句の果てには雨がぱらつき……午後6時すぎ、解散となり、私はそのまま次の地へ。
池袋東口。宝くじコーナー。
新宿と変わらない人の多さ。むしろ新宿より狭いので、密度はこっちのがやばい。
以下、twitter引用
Dr中松のお面?が落ちてたり、行き交う人々がそれをうちわにしてた。ドレミの歌の替え歌が流れてた。
ある意味懐かしい、危険な香りがしていたのは気のせいだろうw
しばし歩いていると、社民党の福島みずほさんがもうまもなく到着とのことだった。
別の出口に居るとの連絡が入り、別の東口へ。
こうして無事、衣装さんと落ち合うことが出来た。
目的の品などが揃っている店が発掘できず、結局1ヶ所くらいだった。
決め手に欠けはしたものの、少々イメージは膨らんだ。コロスの装飾系は特に。
by 演劇死神
タワーレコードでCDジャケットを見て役のイメージを探るというのは収穫でした。
視覚から取り入れて役作りする部分も今後行って行きたいですね。
今回は特に難しいですから(>_<)
そんな中、かわいい操り人形を発見。異様な雰囲気出てるなぁ。
by ちかさん
最近の歴代の公演でシーンの一部に使用したある手法を、先週終えたシアターΧ国際舞台芸術祭の公演では本編(約30分間)全部に使用した。この手法は二度とやりたくないと思っていたが、今回、その半分の上演時間ということもあり、使用することになるかもしれない。稽古時間は短いし、本当に大変だから嫌なんだけど、やっぱり自分らの持ち味・持ち得る最大限の手法で挑まなければ審査員に失礼だと思った。
こうして、この前流した曲をひたすら垂れ流し、
つけたシーンをそれ用に調整し、より細かい部分を修正していった。
ミザンスに若干の変動があったものの、
すぐに対応してくれる男役:伊藤全記はやはり頼もしい。
女役:近原正芳も、なかなか様になっており、一安心である。
稽古の合間に、女の衣装について、少しばかり話をした。
建設的なアイディアがぽろっと出てきたかもしれぬ。儲け儲け。
その後、残り5分くらいであったが、
新たな登場人物の第一声辺りまで終えることが出来た。
その人物とは、見知らぬ婦人:中山茉莉である。
歴代ヒロインに抜擢してきた彼女だが、
今回はあえて外し、近原正芳をヒロインに起用。
これは、彼にしか出来ない・彼にこそやってほしい役なのだ。
さて、そんな婦人が登場し、近原扮する女が尋ねる台詞。これがやや難しい。
新たな登場人物に初めてかける言葉。さすがに苦戦していた。
おそらく私からのOKは出ていないはずだ。
緊張や恐れがある。しかし、ある程度の勇気を出して、恐る恐る尋ねる。
近原には、この繊細なニュアンスを是非ともモノにしてほしい。
婦人の登場に関しては、さすが中山、と言ったところだ。ある程度なら何もしなくても良く見えてしまう。
だが俺には分かる。もっと行ける。たぶん、微妙に集中出来てない。
なんていうか段取りくさい。絵的には綺麗なんだけども。
ということで、中山は現れてただ立っているだけでも、その空気をもっと大切にしてほしい。
さて、コロスの吉田朋玄と遠藤忍は……前回の公演から恒例となったコロス会議なるものを稽古前にやっていたようである。この作品では初めての会合だったようだ。
稽古場でも廊下で話し合いなどをしていたようだが、前回、吉田は欠席していたため、廊下の彼を呼び出し、少しばかり出来ているシーンを見てもらった。その流れで、コロス二人に初めて指示を出す。せっかく稽古場に来てるのだ。話し合いも大事だが、動いてもらって、じかに身体で感じて欲しいと思ったのだ。
指示① 【 美しいゆったりとしたクラシックの調べの流れる中、歩きなさい 】
吉田はなかなか様になっていた。
遠藤は猫背で頼りなく、少なくとも、彼が意識していたキャラクター設定?になり切れていなかった。要は軍隊風。
指示② 【 Sir, yes sir !! と発しなさい 】
これは結局、してなかったと思う。まあ、相当難しいはずだ。ただ声色変えて言っても仕方ない。しかし、クラシックの調べの中で様になるように言えてこそ、コロスとしての稽古が始まるのだ。
どうなるか分からないが、とにかく、愉しみである。
P.S.
コロスの方々、なぜ一々、二回も“sir”って言うか知ってるかな?
これは、上演台本の君らの台詞の語尾とほぼ同義であると私は考えています。
by 演劇死神